雨漏り修理にかかる費用相場について解説!補助金や事例も紹介
2025.07.01 (Tue) 更新
自宅に雨漏りが発生している方は「どこに修理を依頼すればいいのか」「修理費用はいくらくらいかかるのか」など、知りたいことがいくつもあるでしょう。
本記事では、雨漏りを修理する際の費用相場を紹介します。
費用を抑えるためのポイントや、信頼できる会社を選ぶコツも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
雨漏りが発生する原因
雨漏りは屋根以外にも外壁や窓などさまざまな箇所から発生し、原因も1つではありません。
発生箇所や原因を正確に特定しないまま修理を行うと、工事後すぐに雨漏りが再発する恐れがあります。
雨漏りの原因を調査する方法は、赤外線サーモグラフィー調査や散水調査など複数あります。
赤外線サーモグラフィー調査は機械で雨水が伝っている箇所を可視化し、原因を特定する方法です。
散水調査は原因と思われる箇所に水を撒き、雨漏りを再現して調査する方法です。
雨漏りの原因特定は非常に難しいため、豊富な専門知識をもつ業者に調査を依頼することをおすすめします。
【原因別】雨漏りの修理費用の相場
雨漏り修理にかかる費用は、次の要素で変動します。
・原因はどこか
・どの程度の被害か
・修理の範囲はどのくらいか
雨漏りの原因や被害の規模によって、部分的な補修で済む場合もあれば、広範囲の工事が必要になることもあります。
ここでは修理箇所別の工事内容や、費用相場を紹介します。
なお、ここで紹介する費用相場はあくまで目安としてご覧ください。
正確な金額が知りたい場合は、リフォーム会社等に検査を依頼することをおすすめします。
屋根の雨漏りを修理する場合
屋根から雨漏りしている場合、修理の内容によって費用に大きな差が生じます。
例えば、瓦の一部がずれていたり、破損したりしていた場合の費用相場は1~20万円です。
棟板金や谷樋と呼ばれる部品を交換する場合、費用相場は4~20万円となります。
棟板金とは、屋根の一番高い部分に設置する部品です。
谷樋は屋根の谷部分に設置される部品で、どちらも内部に雨水が浸入しないように防ぐ役割があります。
こうした部品が劣化や破損することによって、雨漏りの原因になるため注意が必要です。
なお、雨漏りによる被害や経年劣化により、屋根全体の修理が必要な場合は費用が高くなります。
その際はカバー工法や葺き替え工事といった大規模な工事が必要となり、費用相場は80~200万円です。
外壁の雨漏りを修理する場合
雨漏りの原因は屋根だけではなく、外壁のひび割れや劣化した部分から雨水が浸入しているケースもあります。
外壁を修理する場合の費用相場は内容によって幅があり、2~300万円です。
ひび割れをコーキングで補修する場合、費用は比較的安価で済みます。
しかし、外壁全体が劣化している場合、外壁の重ね張りや張り替えが必要になり、費用も高額になるケースが多いです。
天井の雨漏りを修理する場合
雨漏りによって天井に雨染みができた場合、修理にかかる費用の相場は3~20万円です。
一般的には、天井板や石膏ボード、壁紙の張り替えを行います。
範囲が広くなるほど修理にかかる費用は高くなり、下地まで腐食している場合、さらに高額になります。
ベランダ(バルコニー)の雨漏りを修理する場合
ベランダやバルコニーから雨漏りする原因としては、手すりや窓周辺のコーキングの施工不良、外壁との接合部分の劣化などが挙げられます。
コーキングによる補修や、床の防水処理を行います。
修理費用の相場は3~25万円です。
窓枠・天窓の雨漏りを修理する場合
窓枠や天窓から雨漏りしている場合、原因の多くはコーキングの劣化です。
また、天窓の周辺にゴミが溜まっていたり、天窓そのものが劣化していたりするケースもあります。
修理の費用相場は3~25万円です。
ただし、天窓を撤去・交換すると費用が高額になります。
屋上の雨漏りを修理する場合
屋上や陸屋根と呼ばれる屋根からの雨漏りは、多くが防水材の経年劣化によるものです。
施工面積が広くなる場合や、耐久性の高い防水材を使って修理する場合は費用が高額になる傾向があります。
費用相場は20~150万円です。
排水口が詰まっている可能性もあるため、まずは掃除をして様子を見ましょう。
雨漏り修理に補助金・助成金を使用できる可能性がある
自治体によっては、雨漏り修理に利用できる補助金・助成金が設けられている場合があります。
補助金・助成金を利用できれば、同じ工事内容でも自己負担を抑えることが可能です。
ただし、補助金・助成金の内容は自治体によって異なります。
利用できる制度があるかどうかは、工事を契約する前にお住まいの自治体に確認すると確実です。
なお、施工後の申請は対象外になる場合もあるため、事前の確認を忘れないようにしましょう。
雨漏り修理に火災保険が適用されるケース
火災保険の契約内容によっては、雨漏り修理が対象になる場合があります。
雨漏りの原因が落雷や強風といった自然災害、飛来物による破損といった場合は、火災保険が適用される可能性があります。
ただし、一般的な住宅リフォームや、経年劣化による雨漏りは火災保険の対象外です。
補償の有無や範囲は、契約している保険の種類や内容によって異なります。
また、保険には「免責金額(自己負担額)」が設定されている場合もあるため、事前にご自身の契約内容を確認しておきましょう。
雨漏り修理の施工事例
ユールーフが雨漏り修理を行った事例を紹介します。
修理後の仕上がりをイメージするのにお役立てください。
福岡市西区 H様邸
<BEFORE>
<AFTER>
サッシ周りのシーリングが劣化していたため、補修を行った事例です。
シーリングには、外壁材の隙間から水が入らないようにする役割があります。
劣化すると機能を果たせなくなるため、早めのメンテナンスが重要です。
福岡市早良区 E様邸
<BEFORE>
<AFTER>
屋根の検査をしたところ、ケラバと呼ばれる部分に隙間が発生していた事例です。
シーリング材で隙間を埋めて補修を行いました。
屋根のような高所は、地上からの目視による確認が難しい場所です。
雨漏りなどのトラブルが発生する前に、定期的なメンテナンスが必要です。
雨漏り修理を依頼する会社の選び方
雨漏り修理は信頼できる会社選びが重要です。
会社選びのポイントは以下の通りです。
・専門資格をもつ社員が在籍している
・アフターフォローが充実している
・豊富な実績がある
・地域に密着している
詳細を解説するので、会社選びの参考にしてください。
専門資格をもつ社員が在籍している
雨漏りの原因を特定するのは、リフォーム経験が豊富な会社でも難しい場合があります。
原因が特定できなければ正しい対処ができず「一度の工事で雨漏りを止められなかった」「すぐに再発してしまった」というケースも少なくありません。
そのため、雨漏りに関する専門的な資格を所有する職人が在籍している会社がおすすめです。
ホームページに所属している職人が所持する資格を記載している場合があるので、確認しましょう。
また、社員に対して継続的な教育を行っている会社も、信頼できるポイントの一つです。
アフターフォローが充実している
実績が豊富で技術力の高さを評価されている会社でも、一度で雨漏り修理を終えられない場合があります。
修理そのものに問題がなくても、別の場所から雨漏りが発生する可能性があるためです。
そのため、優良な会社の多くは無料の保証期間を設けており、万が一の再発にも対応できる体制を整えています。
アフターフォローの内容や期間、有料か無料かなどを事前に確認しておくと安心です。
豊富な実績がある
雨漏り修理の実績が豊富な会社であれば、それだけ雨漏りに関する知識や経験も蓄積されていると判断できます。
また、口コミや評価も会社を選ぶ際の参考材料のひとつです。
口コミを確認することで、ホームページには記載されていない対応の丁寧さや現場での様子など、実際の利用者だからこそわかる情報を得ることができます。
地域に密着している
少しでも早く雨漏りを修理してもらいたい方には、地域密着型の会社がおすすめです。
事務所や店舗が近いため、迅速に対応してもらえる可能性が高くなります。
工事中はもちろん、工事が終わったあとでも近隣の会社であれば相談しやすく、身近で頼れる存在となるでしょう。
雨漏り修理は地域に密着した専門会社に依頼しよう
雨漏り修理は、原因を特定して最適な補修を行えるかどうかが重要です。
そのためには、専門的な知識や経験が豊富な会社を選ぶと安心です。
地域に密着した会社であれば、迅速な対応も期待できます。
ユールーフには雨漏り診断のプロフェッショナルが在籍しており、確かな技術で対応いたします。
雨漏りに悩んでいる方は、まずはお気軽にご相談ください。