雨漏り修理はどこに頼む?業者の選び方や応急処置の仕方を解説
2025.07.09 (Wed) 更新
雨漏り修理はどこに頼むのか、業者選びに悩む方もいるのではないでしょうか。
雨漏りを放置すると住宅全体に悪影響を及ぼすため、早急な対応が必要です。
雨漏りは専門業者のほか、ハウスメーカーや工務店などでも対応してもらえます。
信頼できる雨漏り修理業者を選ぶためにも、料金の明瞭さや実績の豊富さなどを確認することが大切です。
本記事では雨漏り修理をどこに頼むべきか迷っている方に、依頼できる業者を紹介します。
選び方のポイントや雨漏り費用の目安、応急処置の方法も解説しているため、参考にしてください。
雨漏り修理はどこに頼むのか
雨漏り修理はどこに頼むのか、依頼できる業者を紹介します。
・雨漏り修理の専門業者
・新築を依頼した業者に再依頼する
・ハウスメーカーや工務店
・リフォーム業者
それぞれ特徴があるため、詳しく解説します。
雨漏り修理の専門業者
雨漏り修理の依頼先としておすすめなのが、雨漏り修理の専門業者です。
雨漏りの原因箇所の特定は難易度が高く、経験と専門知識が必要です。
雨漏り診断で原因を正確に特定してから修理しなければ、再発してしまう可能性があります。
雨漏りに関する知識やスキル、実績が豊富にある専門業者なら確実かつ迅速な対応ができます。
専門知識をもった職人に依頼したい場合は、雨漏り修理の専門業者へ相談するのがおすすめです。
新築を依頼した業者に再依頼する
新築を依頼した業者は住宅の構造を熟知しているため、原因の特定をスムーズに行えます。
過去の施工履歴をもとに適切な提案ができることから、失敗するリスクが低くなります。
一度依頼している業者だからこそ、安心感がある点もメリットです。
ハウスメーカーや工務店
企業の信頼性や地域での評判を重視するなら、大手ハウスメーカーや地元の工務店がおすすめです。
ハウスメーカーは知名度から安心感と信頼性があります。
ただし大手ハウスメーカーは外部業者へ委託するため、中間マージンと呼ばれる手数料がかかり、費用が高くなる傾向です。
地元に密着した工務店は柔軟な対応力が強みです。
調査費を無料で対応してくれる場合があり、お住まいに近いとトラブルや不具合が生じたときでも、迅速に駆けつけてもらえる可能性があります。
それぞれの特徴から、希望に合った業者へ相談してください。
リフォーム業者
雨漏り修理を機に、屋根や外壁全体のメンテナンスも考えている場合は、リフォーム業者への依頼がおすすめです。
雨漏り修理と同時に外壁や屋根工事を行えば足場を組む費用を一度で済ませられ、トータルコストを抑えられます。
さらに、雨漏り修理と同時に外壁塗装や屋根の葺き替えを行えば、美観と機能性を一度に向上できます。
雨漏り修理の実績が豊富なリフォーム業者を選ぶと、安心して工事をまかせられます。
信頼できる雨漏り修理業者の選び方
信頼できる雨漏り修理業者の選び方は次のとおりです。
・料金を明確にしている
・雨漏り修理の実績や施工写真が確認できる
・アフターフォローが充実している
・地域に密着している
・契約書や保証書を書面で渡している
・建設業許可を取得している
それぞれ詳しく解説します。
料金を明確にしている
料金体系が明確な業者は信頼性が高い証拠です。
不透明な料金設定では、高額な追加請求などのトラブルにつながりやすく、安心して工事をまかせられません。
公式サイトで雨漏り修理費用が明確に記載されているかの確認が必要です。
さらに、見積書を提示されたときは細かく書かれているかチェックしてみてください。
「一式」と、あいまいな言葉でまとめられた見積書は、数量や単価がわかりにくく信頼性に欠けます。
誰が見ても内容が理解できる見積書か、不明点は丁寧に答えてもらえるかなども、業者を選ぶときの判断材料です。
雨漏り修理の実績や施工写真が確認できる
具体的な修理実績や施工写真を、公式サイトなどで確認できる業者はおすすめできます。
実績はその業者がどれだけ多くの現場を経験し、さまざまな状況に対応できるスキルをもっているかを示す証拠になります。
信頼できる業者は、公式サイトに施工前後の写真を公開している場合がほとんどです。
仕上がりイメージの参考にもなることから、契約前にチェックしておくことがおすすめです。
さらに、雨漏りは原因の特定が非常に難しいため、雨漏り診断を十分に行ってから修理してくれる業者を選んでください。
アフターフォローが充実している
雨漏りは再発の可能性があるため、万が一の際に再対応してくれる保証があると安心です。
アフターフォローや保証は、品質に対する自信のあらわれといえます。
実績のある業者がリフォーム後に問題が起きないように施工するからこそ、保証制度の提供を可能にしています。
契約前には保証期間や保証内容を書面で確認し、手厚いアフターフォローを行っている業者を選ぶのがおすすめです。
地域に密着している
地域密着型の業者は、柔軟かつ迅速に対応してもらえる強みがあります。
地元の業者は移動距離が短く、急なトラブルにもスピーディーに対応できる可能性が高くなります。
交通費や出張費などを抑えられることから、修理費用も安くなる傾向です。
さらに、同じエリアで長く活動しているため地域の特性を熟知しており、施工リスクが低くなるメリットがあります。
契約書や保証書を書面で渡している
契約時には、必ず契約書や保証書を正式な書面で交付してくれる業者を選ぶことが大切です。
口約束だけでは、後から「言った・言わない」のトラブルに発展しやすくなります。
信頼できる業者は、工事内容や金額、保証範囲などを具体的に明記した契約書・保証書を必ず発行しています。
施工後や施工中のトラブルを未然に防ぐためにも、書面でのやりとりを徹底している業者を選んでください。
建設業許可を取得している
建設業許可は、500万円以上の工事を請け負う際に必要な公的な許可です。
一定の基準をクリアしていることが証明されるため、取得している業者は信頼性が高いといえます。
実際に、無許可業者が高額な屋根工事を請け負い、工事後に不具合が発覚してトラブルが生じている事件もあります。
雨漏り修理では必須の許可ではありませんが、ひとつの判断材料としてチェックするのがおすすめです。
雨漏り修理の悪質業者を見抜くポイント
悪質業者に依頼してしまうと修理後に雨漏りが再発したり、不要な工事まで行われて高額請求されたりする可能性があります。
悪質業者には次のような特徴があります。
・突然の訪問営業で契約を迫る
・過度に不安を煽り契約を急かす
・値引き額が大幅に大きい
・雨漏り修理の実績が少なすぎる
突然訪問してきた知らない業者には注意が必要です。
必要以上に不安を煽ったり修理を急かしたりして、契約を迫る可能性があります。
信頼できる業者は決してその場で契約させることはないため、即決を求める業者は信頼性に欠けるといえます。
さらに、値引き額が大幅に大きい場合は元の見積もりが不当に高かったり、手抜き工事でコストを削減したりするケースがあり危険です。
お得に見えても安易に信用せず、すぐに契約しないようにする必要があります。
あわせて、雨漏り修理の実績が少なすぎる業者との契約もおすすめできません。
雨漏りは原因の特定が非常に難しく、専門的な知識と経験が不可欠です。
実績が少ない業者は原因を見誤るリスクが高く、雨漏りが再発する可能性があります。
上記のポイントを参考に、信頼できる業者かどうかを見極めることが大切です。
雨漏り修理の一般的な費用相場
雨漏り修理の一般的な費用相場は下記のとおりです。
・外壁の雨漏り修理:2~300万円
・天井の雨漏り修理:3~20万円
・ベランダ(バルコニー)の雨漏り修理:3~25万円
・窓枠・天窓の雨漏り修理:3~25万円
・屋根の雨漏り修理:20~150万円
あくまで目安のため、正確な費用を知るためには見積もりを依頼する必要があります。
雨漏り修理で火災保険を利用できるケース
雨漏りの原因が自然災害によるものであれば、修理費用に火災保険を適用できる場合があります。
多くの火災保険は、火事だけでなく、台風や強風、大雪といった「風災・雪災」による損害も補償の対象としています。
台風で屋根が破損し雨漏りした場合は、火災保険の利用が可能です。
申請には、被害状況がわかる写真や修理業者の見積書を準備し、被害発生から3年以内に手続きをする必要があります。
火災保険が利用できるかどうかは、保険会社や修理業者に相談して確認してください。
雨漏りを応急処置する方法
雨漏りしたら業者が来るまで、次のような応急処置を行うことが大切です。
・バケツなどで雨水を受ける
・広範囲に雨漏りしているときはビニールシートで覆う
・むやみに防水テープは使用しない
雨漏りを発見したら、まずバケツを置いて床や家財が濡れるのを防ぐ必要があります。
バケツで受けられないほど雨漏りの範囲が広い場合は、屋根や室内の天井をビニールシート(ブルーシート)で覆います。
高所作業の場合は転落の危険性が高まるため、無理して行わないようにしてください。
床材の腐食や階下への浸水といった二次被害の拡大を食い止め、室内の被害を最小限に抑えることが重要です。
ただし、防水テープの使用はおすすめできません。
雨水の出口をふさいでしまうと住宅内部に湿気を溜め込み、構造材の腐食を進行させる原因になります。
応急処置は最小限に留め、根本的な原因特定と修理は業者にまかせたほうが安心です。
雨漏り修理をどこに頼むか悩んだときは信頼できる業者へ依頼しよう
雨漏り修理は専門業者のほか、ハウスメーカーや工務店などにも依頼できます。
業者を選ぶときは実績や料金設定を確認し、信頼できるところで修理してもらう必要があります。
雨漏り修理業者をどこに頼むか迷っている方は、ユールーフへご相談ください。
雨漏りを放置すると住宅全体に影響を及ぼす危険性があります。
ユールーフでは、雨漏り箇所を正確に判断するため赤外線サーモグラフィーを使用し、雨水の浸入経路を正確に特定しています。
雨漏り診断は無料で行っているため気軽にお問い合わせください。