瓦屋根の防水シートの交換費用の相場は?工事のタイミングも解説
2026.01.03 (Sat) 更新

瓦屋根の防水シートの交換を検討したときに「費用はいくらかかるのか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
瓦自体は丈夫でも、その下にある防水シートが劣化していると、雨漏りや住宅の腐食などの深刻なトラブルを引き起こすかもしれません。
費用相場を把握し、適切な時期に防水シートの交換を行うことが、住宅の寿命を延ばすことにつながります。
本記事では、瓦屋根の防水シート交換にかかる費用相場を工法別に詳しく紹介します。
火災保険や助成金を活用して費用を安く抑えるコツから、交換を検討するタイミングも解説するため参考にしてください。
瓦屋根の防水シートを交換する際の費用相場

瓦屋根の防水シートを交換する方法は、主に葺き直しと葺き替えの2種類があります。
屋根の状態や予算に合わせて選ぶことが大切です。
葺き直し
葺き直し費用は約30坪の住宅で70〜180万円が相場です。
葺き直しは、屋根の瓦を一度取り外して防水シートや野地板などの下地を補修・交換したあと、元の瓦を戻して並べ直す工法です。
既存の屋根材をそのまま使用できるため、材料費を大幅に節約できるメリットがあります。
ただし、瓦自体の劣化が激しい場合は葺き直しができません。
瓦がまだ健全な状態であれば、葺き直しを行って既存の瓦を再利用し、防水シートを交換するのがおすすめです。
葺き替え
葺き替え工事の費用相場は、約30坪の場合で100〜200万円です。
葺き替えは、既存の瓦と防水シートをすべて撤去し、新しい屋根材と防水シートに交換する工法です。
屋根全体が新品になるため、防水性能だけではなく耐震性や断熱性が向上します。
ただし、既存の瓦の撤去・処分費がかかるため葺き直しよりも高額になりやすいです。
長期的なメンテナンスコストを考えると、葺き替えの方が節約につながる可能性があるため、業者と相談する必要があります。
瓦屋根の防水シートの交換費用を安く抑えるコツ

高額になりがちな防水シートの交換費用ですが、負担を減らせる可能性があります。
費用を安く抑えるためのコツを3つ紹介します。
火災保険を利用する
自然災害が原因で雨漏りや屋根の破損が発生した場合は、火災保険を利用できる可能性があります。
火災保険は火災だけでなく、台風や強風、雪害などの風災による被害も補償の対象です。
たとえば、台風で瓦がずれて雨水が浸入し、防水シートが破損したような場合は保険が適用される可能性が高いといえます。
自己負担額を減らせるため、加入している保険の内容を確認するのがおすすめです。
助成金・補助金を活用する
自治体によっては屋根の修理やリフォームに対して、助成金や補助金制度を設けている場合があります。
とくに、耐震性の向上や省エネ改修を目的とした工事は補助の対象になりやすいです。
重い瓦屋根から軽量な屋根材への葺き替えにともなって、防水シートを交換する場合は耐震改修工事として認められる可能性があります。
工事着工前の申請が必須となるケースが多いため、事前にお住まいの地域の役所などで最新情報を確認しましょう。
自社施工の業者に依頼する
工事費用を安く抑えるためには、自社施工の業者に依頼するのがおすすめです。
大手ハウスメーカーやリフォーム会社は、実際の工事は下請け業者が行うことが多く、中間マージンが発生して費用が割高になります。
一方、自社施工の業者であれば営業から施工まで一貫して自社で行うため、中間マージンがかかりません。
その分、適正価格で質の高い工事を提供してもらえる可能性が高くなります。
さらに職人と直接やり取りができるため、要望が伝わりやすくトラブルが少なくなるメリットもあります。
瓦屋根の防水シートの交換を検討すべき時期と劣化サイン

防水シートは目に見えない部分にあるため、劣化に気づきにくい傾向です。
交換時期の目安や具体的な劣化サインを知り、早めの対処を心がける必要があります。
防水シートの耐用年数が過ぎている
耐用年数が過ぎている場合は、目に見える不具合がなくても交換を検討すべきです。
一般的に、防水シートの耐用年数は15〜30年です。
瓦自体の耐久性は高いですが、その下にある防水シートは先に寿命を迎えます。
知らない間に防水シートが硬化したり破れたりしていると、いつ雨漏りが起きてもおかしくありません。
瓦に問題がなくても、防水シートの寿命に合わせてメンテナンスを行うことが、住宅を長く守るために重要です。
天井や壁に黒ずんだシミがある
室内の天井や壁に黒ずんだシミができている場合は、すでに雨水が浸入しているサインです。
天井のシミは屋根の防水機能が失われている証拠のため、早急に防水シートの交換が必要です。
最初は小さなシミでも、放置すると範囲が広がり、木材の腐食やシロアリの発生につながるおそれがあります。
壁紙が浮いてきたり、濡れているような跡が見られたりする場合も危険な状態です。
シミを見つけたら被害を最小限に抑えるためにも、すぐに業者へ相談する必要があります。
瓦屋根のずれ・浮き・ひび割れがある
屋根を見上げた際に瓦のずれや浮き、ひび割れが確認できる場合も防水シートを交換するタイミングです。
隙間から雨水が入り込み、防水シートが劣化している可能性があります。
瓦がずれたり割れたりすると、雨水が直接防水シートに当たるようになり、劣化が急速に進みます。
とくに地震や台風の後は、瓦の状態が悪化していることが多いため、必要に応じて点検と修理を行うことが重要です。
室内がカビ臭い
雨の日や湿気の多い日に室内がカビ臭く感じる場合は、屋根からの雨漏りによって見えない部分でカビが繁殖している可能性があります。
雨水が壁の内部や天井裏に浸入すると、湿気がこもり、カビにとって絶好の繁殖環境です。
特有のカビ臭さがする場合は、すでに防水シートの機能が低下しているおそれがあります。
カビは住宅の強度を弱めるだけでなく、アレルギーなどの健康被害を引き起こす原因になりかねません。
「なんとなくカビ臭い」と感じたら気のせいで済ませず、防水シートの劣化や雨漏りを疑うのがおすすめです。
瓦屋根の防水シートをDIYで交換するのはおすすめできない

費用を節約するために、DIYで瓦屋根の防水シートを交換するのはおすすめできません。
瓦屋根の構造は複雑で、専門的な知識と技術がないまま施工すると、施工後に重大な不具合が生じる可能性があります。
瓦を正しく戻せなかったり、防水シートの重ね方を間違えたりすると、隙間から雨水が浸入し雨漏りにつながる場合があり危険です。
専門業者に修正を依頼することになれば、想定よりも高額な費用がかかるケースもあります。
また、屋根上での作業は転落のリスクがともないます。
安全と確実な施工のために信頼できる専門業者に依頼することが大切です。
瓦屋根の防水シートを交換する際の業者選びのポイント

防水シートの交換を正確に行うためには業者選びが重要です。
信頼できる業者を見極めるためのポイントを紹介します。
瓦屋根修理の実績が豊富にある
業者を選ぶ際は、瓦屋根の修理実績が豊富にあるかどうかの確認が必要です。
防水シートの交換にともなう葺き替えや葺き直しは、経験の浅い業者では施工不良による雨漏りの再発などのトラブルを招くリスクがあります。
公式サイトで過去の施工事例をチェックし、瓦屋根の工事実績が豊富な業者を選ぶと安心です。
質問への回答が丁寧で説明がわかりやすい
現地調査や見積もりの際、質問に対して丁寧に回答し、わかりやすく説明してくれる業者は信頼できます。
屋根の構造や工事内容は専門的でわかりにくい場合がほとんどです。
優良な業者は写真や図面を使って現状を詳しく解説し、なぜその工事が必要なのかを丁寧に説明してくれます。
逆に専門用語を並べて不安にさせたり、質問に対して曖昧な返答しかしなかったりする業者には要注意です。
納得のいく工事をするために、こちらの不安や疑問に寄り添ってくれる業者への依頼が重要です。
口コミや評判がよい
SNSやGoogleマップのレビューなどを確認し、口コミや評判にも目を通すことが大切です。
「対応が早かった」「職人さんのマナーがよかった」などの具体的な声は、信頼できる業者かどうかを見極めるために重要です。
ただし、Web上の口コミはあくまで個人の意見で、すべてが真実とは限りません。
業者選びの判断材料として、あくまで参考程度にしておきましょう。
瓦屋根の防水シートの交換費用を把握し信頼できる業者へ工事を依頼しよう

瓦屋根の防水シート交換は、住宅の寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
葺き直しなら30坪ほどの住宅で70〜180万円、葺き替え工事なら100〜200万円が費用目安です。
瓦屋根自体は高耐久ですが、防水シートは劣化が避けられません。
劣化サインを見逃さず、適切な時期に防水シートの交換工事を行うことが大切です。




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