スレート屋根の修理費用の相場を施工別に解説!安く抑える方法も紹介
2026.01.05 (Mon) 更新

スレート屋根に不具合を確認した時に気になるのが、修理費用ではないでしょうか。
なかには「高額な請求をされたらどうしよう」と不安に感じている方もいるはずです。
スレート屋根は放置すればするほど雨漏りなどのリスクが高まり、結果的に修理費用も高くなってしまいます。
適正価格で修理するためにも、正しい相場を知り適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。
本記事では、部分修理から葺き替えまで施工別の詳細な費用相場を解説します。
メンテナンスを行う適切なタイミングと、火災保険や補助金を使って費用を安く抑える方法を紹介するため参考にしてください。
スレート屋根の修理費用の相場

スレート屋根の修理費用は、劣化の進行具合や施工方法によって大きく異なります。
主に行われる4つの施工方法に分けて相場と特徴を解説するので、参考にしてください。
部分修理
部分修理の費用相場は下記のとおりです。
・棟板金の交換:4~20万円
・谷板金・谷樋の交換:5~20万円
・棟の釘の打ち直し:1.5〜20万円
・貫板の交換:1メートルあたり5,000〜10,000円
・スレート瓦の差し替え:1枚あたり5,000~30,000円
劣化が軽度であれば、部分的な修理でコストを抑えられます。
被害が拡大して大規模な工事が必要になる前に、こまめなメンテナンスを行うことが、結果的にトータルコストを抑えるために大切です。
塗装
約30坪の屋根塗装は60〜80万円が相場です。
屋根材の防水機能を回復させるためには、定期的な屋根塗装が必要です。
スレート自体には防水性がなく、表面の塗膜が劣化すると雨水を吸収し、ひび割れやコケの発生につながります。
塗装費用は使う塗料のグレードによって大きく異なります。
・ウレタン塗料:約1,600〜2,500円/平方メートル
・シリコン塗料:約1,800〜3,500円/平方メートル
・フッ素塗料:約3,000〜5,000円/平方メートル
・無機塗料:約3,800〜5,500円/平方メートル
屋根の美観を保つだけでなく、スレートの寿命を延ばして保護するためにも必要な工事です。
カバー工法
約30坪の屋根のカバー工法は80〜150万円が相場です。
塗装では対応できない劣化には、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるカバー工法が適しています。
古い屋根を解体・撤去する必要がないため、葺き替えよりも費用と工期を大幅に抑えられるからです。
屋根が二重になることで断熱性や遮音性が向上するメリットもあります。
下地が良好な状態で、費用を抑えながら屋根のリフォームを考えているならカバー工法がおすすめです。
葺き替え
約30坪の屋根の葺き替え費用は100〜200万円が相場です。
葺き替えは屋根材と下地の防水シートや野地板をすべて新しくする工事です。
屋根の下地まで傷んでいる場合や、屋根の寿命を延ばしたい場合に適しています。
解体や廃材処理が必要なため高額になりやすいですが、屋根が新築のようになるため、住宅の寿命を延ばせます。
築年数が古い場合は、今後も長く安心して暮らすために葺き替えを検討してください。
スレート屋根の修理費用を安く抑える方法

スレート屋根の修理費用は決して安くはありません。
できるだけ自己負担額を抑える方法を知っておきましょう。
火災保険を利用する
自然災害が原因で屋根が破損した場合は、火災保険を活用するのがおすすめです。
大雨や強風によってスレート屋根が飛んだり、傷んだりしたときの修理費用は保険金で補償される可能性があります。
自己判断で修理を依頼する前に、まずは保険会社へ連絡し火災保険が活用できないか相談してください。
補助金・助成金制度を活用する
お住まいの地域によっては、自治体の補助金・助成金制度を活用できる場合があります。
自治体には省エネリフォームや、耐震改修を目的とした工事に対する費用の一部を、助成してくれる制度が設けられています。
遮熱塗料を使った塗装工事や、耐震性向上のための葺き替え工事などが対象になりやすいです。
制度には予算の上限や申請期間などの条件があります。
工事の契約を結ぶ前に、役所の窓口や公式サイトで最新の情報を確認してください。
部分修理を検討する
予算を抑えるためには、部分修理を検討するのもひとつの手段です。
不具合が限定的であれば、問題のある箇所だけを直すことで、費用を最小限に抑えつつ屋根の機能を維持できます。
たとえば、割れたスレートを数枚だけ差し替えるなどの対応が可能か、業者に相談するのがおすすめです。
ただし、部分修理を行うと既存屋根の部分に負担がかかったり、繰り返すうちに割高になったりする可能性もあります。
屋根の状態に合わせて適切な工事を行うことが大切です。
スレート屋根のメンテナンス時期の目安と劣化サイン

屋根のトラブルを未然に防ぐには、適切な時期にメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンス時期の目安と、放置すると危険な劣化サインについて解説します。
築15~30年を経過した頃
スレート屋根の耐用年数は15〜30年です。
屋根は雨風、紫外線を常に受けている部分で劣化が避けられません。
メンテナンスをせずに耐用年数を迎えると、雨漏りなどのリスクが高まります。
目立った劣化がなかったとしても、内部の見えない部分で腐食が進んでいることも考えられます。
築15〜30年を目安に専門業者による点検を依頼するのがおすすめです。
色褪せや変色
屋根の色褪せや変色は、塗装によるメンテナンスを行うタイミングです。
表面の塗膜が劣化して防水機能が失われ、スレート材自体が雨水を吸収しやすくなっている証拠です。
放置すると、水分を含んだスレートにコケや藻が発生し、常に湿った状態になります。
屋根材の劣化スピードが早まって色褪せたり、カビのような黒ずみが見えたりすることもあります。
早めに塗装の塗り替えを行うことが大切です。
ひび割れや欠け
スレートにひび割れや欠けを見つけたら、放置せずに早急な補修を行います。
亀裂から雨水が浸入し、スレートの下にある防水シートや木材を腐らせ、雨漏りを引き起こす原因になるからです。
ひび割れは強風による飛来物の衝撃や、気温変化によるスレートの膨張・収縮などによって発生します。
小さなひび割れであれば工事費用も安くすむため、被害が内部にまで広がる前に、早急な対処が必要です。
棟板金の浮き
棟板金の浮きが発生している場合は危険です。
屋根の頂上にある棟板金は風の影響を受けやすく、浮いていると飛散事故につながります。
近くを歩いている人や近隣の住宅に被害を与えるおそれもあります。
定期的な点検を行い、少しでも浮きが見られたら修理を依頼することが大切です。
スレート屋根の修理はDIYではなく業者へ依頼したほうがよい理由

屋根の修理はリスクが高い作業のため専門業者への依頼が必要です。
修理費用を節約しようとDIYを考える方に、おすすめできない理由を解説します。
高所作業をともなうため
屋根の上での作業は、転落や転倒による大事故につながる危険性が高くなります。
スレート屋根は勾配がついているうえに滑りやすい状態です。
プロの職人でも、作業中はヘルメットを着用し足場を組んで安全対策を徹底します。
慣れていない一般の方が作業するのは命に関わります。
落下事故を防ぐためにも自分で行わず、プロに任せるのが最善です。
雨漏りなどの不具合を引き起こすリスクが上がるため
知識のないまま修理を行うと、かえって劣化が進行するリスクが高まります。
劣化状況を正しく診断し、適切な補修方法や材料を選定するには、豊富な経験とノウハウが必要です。
屋根の構造を理解せずにDIYを行うと被害を拡大させることにつながります。
確実に直すために、専門知識を持つ業者へ依頼してください。
余計な出費がかかる可能性があるため
DIYでの修理はかえって余計な出費がかかる可能性があります。
慣れない作業によって新たな破損をまねいたら、当初必要なかったはずの修繕工事を行わなければなりません。
結果的に業者へ依頼することになれば、DIYのためにそろえた材料もむだになります。
修理費用を最小限に抑えるためにも、最初から業者へ依頼することが大切です。
スレート屋根の修理費用の相場を知り適切な時期にメンテナンスしよう

スレート屋根を長持ちさせるためには、費用の相場を正しく理解し、適切な時期にメンテナンスを行う必要があります。
不具合を放置すればするほど劣化が進み、修理にかかる費用も高くなります。
小さなひび割れや色褪せなどのサインを見逃さず、定期的な点検と早めの修理を心がけることが大切です。
まずは業者へ相談し、住宅の屋根に適した修理プランを立てることから始めてみてください。




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