屋根瓦からガルバリウムへ葺き替える費用・メリット・工事時期を解説
2026.01.07 (Wed) 更新

重い瓦屋根の耐震性が心配で、ガルバリウム鋼板へ屋根材を変更したいと考える方もいるのではないでしょうか。
工事費用はいくらかかるのか、ガルバリウム鋼板にして後悔しないかなど、不安を抱いている方も少なくありません。
瓦屋根からガルバリウム鋼板への葺き替え工事はある程度の費用が必要です。
相場を把握するのはもちろん、ガルバリウム鋼板の特徴を知り納得したうえで葺き替え工事を行うことが大切です。
本記事では、瓦からガルバリウムへ葺き替える際の費用相場と、メリット・デメリットを解説します。
工事を行うタイミングや失敗しない業者の選び方も紹介しているため、参考にしてください。
瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える際の費用相場

瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える際の費用は、30坪ほどの住宅で100〜220万円が相場です。
葺き替え工事には新しい屋根材の費用だけでなく、既存の重い瓦を撤去・処分する費用や、下地を新しくする費用が含まれます。
葺き替え費用は屋根の形状や劣化状況によっても変動します。
予算には余裕をもち、業者見積もりを依頼して正確な工事費用を把握することが大切です。
瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替えるタイミング

葺き替えを検討すべき具体的なタイミングについて解説します。
瓦屋根の状態を正しく見極め、適切な時期にガルバリウム鋼板への葺き替えを行うことが重要です。
瓦屋根が20~60年を経過した頃
瓦屋根の葺き替えを検討するタイミングは20〜60年経った頃が目安です。
瓦自体の耐久性は高く、粘土瓦であれば耐用年数50年以上を誇ります。
しかし、瓦の下にある防水シートや、瓦を固定している漆喰などは経年劣化が避けられません。
下地が劣化すると瓦自体が割れていなくても雨漏りのリスクが高まります。
高耐久の瓦屋根であっても、20〜60年を目安にガルバリウム鋼板への葺き替えを行うのがおすすめです。
雨漏りが発生しているとき
雨漏りが発生している場合は、瓦屋根からガルバリウム鋼板への葺き替えを検討するタイミングです。
雨漏りは建材の腐食につながり、カビやシロアリの発生原因となります。
天井にシミができたり、壁紙が剥がれてきたりしている場合は、すでに屋根内部で浸水が進んでいるおそれがあり危険です。
放置すれば修理費用がさらに膨れ上がる可能性もあります。
雨漏りが発生しているなら、根本的な解決策としてガルバリウム鋼板への全面的な葺き替えを検討してください。
瓦屋根からガルバリウム鋼板にする際のメリット

瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替えると、住宅の性能や美観を向上させる多くのメリットがあります。
主な3つのメリットを解説します。
葺き替えることで屋根が新築と同等の状態になる
葺き替え工事を行う最大のメリットは、屋根全体の防水性能や耐久性が完全に回復できることです。
葺き替えでは表面の屋根材だけでなく、普段は見えない下地部分まで一新できます。
既存の古い瓦をすべて撤去したあと、傷んだ野地板の補強や新しい防水シートの敷設を行います。
今後も長く安心して住み続けたいのであれば、屋根の機能を一新できるガルバリウム鋼板への葺き替えがおすすめです。
耐震性が向上する
瓦からガルバリウム鋼板にすることで、住宅の耐震性が大幅に向上できます。
ガルバリウム鋼板は瓦に比べて圧倒的に軽量です。
住宅の最上部である屋根が軽くなれば、地震の揺れに対する重心が下がり、揺れを小さく抑えられます。
地震大国である日本において、軽量なガルバリウム鋼板への葺き替えによる耐震化は、有効な手段のひとつといえます。
豊富なデザインから選べる
ガルバリウム鋼板への葺き替えは、豊富なデザインから選べるメリットがあります。
多くの業者が取り扱っているガルバリウム鋼板はカラーや形状が多彩です。
シンプルな印象の縦葺きや、日本家屋にもなじむ横葺きなど、多くのバリエーションがあります。
色も黒やシルバーだけでなく、深みのあるグリーンやブラウンなど幅広い選択肢が選べます。
機能性だけでなくデザイン性にもこだわりたい方にとって、ガルバリウム鋼板はおすすめです。
瓦屋根からガルバリウム鋼板にする際のデメリット

ガルバリウム鋼板には多くのメリットがある一方で、費用や素材の特性によるデメリットもあります。
工事後に後悔しないよう、あらかじめ注意点を理解しておくことが大切です。
工事費用が高い
瓦屋根からガルバリウム鋼板への葺き替えは、ほかの屋根工事に比べて費用が高くなりやすいデメリットがあります。
既存の瓦屋根をすべて撤去し、処分するための手間とコストが大きくかかるからです。
ただし、下地まで一新できる葺き替えは、長い目で見てメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。
初期費用が高くなる点はデメリットですが、長く同じ住宅で暮らすにはおすすめの工事です。
耐用年数が短い
ガルバリウム鋼板は、瓦と比較すると耐用年数が短くなります。
粘土瓦は割れない限り50年以上もつ一方で、ガルバリウム鋼板の耐用年数は20〜40年です。
金属である以上、経年によるサビの発生や塗膜の劣化は避けられず、定期的な塗装が欠かせません。
ガルバリウム鋼板にする際は瓦屋根よりも寿命が短いことを理解し、計画的なメンテナンスを行うことが大切です。
遮音性と断熱性が低い
瓦屋根からガルバリウム鋼板にすると、遮音性と断熱性が低下する可能性もあります。
瓦屋根は厚みがあり熱や音を伝えにくい性質をもちます。
一方、ガルバリウム鋼板は薄い金属板のため熱や音がダイレクトに伝わります。
雨音が室内に響いたり、夏場に屋根からの熱気で2階の部屋が暑くなりやすかったりする点がデメリットです。
ただし、現在は断熱材一体型の製品や、遮熱塗料の使用などで対策できます。
施工時に業者と相談しながら決めましょう。
瓦屋根からガルバリウム鋼板にする際の施工手順

瓦屋根からガルバリウム鋼板にする際の施工手順は以下のとおりです。
・足場設置&既存屋根材の撤去
・野地板と下地材(ルーフィング)を設置
・新しい屋根材の取り付け
・足場の解体
・点検、お引渡し
工事中は騒音やほこりが出るため、近隣への配慮も欠かせません。
工期は7〜10日ほどです。
詳細な工程は業者と確認しておく必要があります。
後悔しない工事をするために重要な業者の選び方

屋根の葺き替えは高額な工事のため、業者選びが重要です。
満足のいく仕上がりにするための業者の選び方を解説します。
葺き替え工事の実績が豊富な業者を選ぶ
工事を依頼する際は、瓦からガルバリウム鋼板への葺き替え工事の実績が豊富にある業者を選びましょう。
経験が浅い業者に依頼すると、施工不良を起こすリスクが高くなるためです。
実績豊富な業者であれば、過去の事例から住宅の構造に合わせた施工法を提案してもらえます。
公式サイトなどで施工事例を確認し、似たような工事を行っているかチェックするのがおすすめです。
確実な工事を行うためには、工事費用の安さだけで決めず、専門的な実績と技術力をもつ業者へ依頼する必要があります。
口コミ評判がよいか確認する
依頼先を決める前に、Web上の口コミや地域の評判を確認します。
実際に工事を行った利用者の声は、業者選びの判断基準になります。
「見積もりの説明が丁寧だった」「職人のマナーがよかった」など具体的な口コミをチェックしましょう。
また「連絡が遅い」といったネガティブな情報も確認し、総合的に信頼できるか見極めることが大切です。
安心して工事を任せるためにも、客観的な評価が高く信頼されている業者を選ぶのがおすすめです。
自社施工の業者へ依頼する
費用を抑えつつ質の高い工事を行うためには、自社施工の業者へ依頼する必要があります。
大手ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼しても、実際は下請け業者が工事を行うことがほとんどです。
中間マージンが発生して費用が高くなってしまいます。
自社施工の業者なら営業から施工まで一貫して対応してくれるため、余計な中間マージンがかかりません。
こちらの要望が職人に直接伝わりやすく、万が一の不具合があった際も、責任の所在が明確になるメリットもあります。
瓦屋根からガルバリウム鋼板への葺き替えは信頼できる業者へ依頼しよう

ガルバリウム鋼板は瓦屋根よりも軽量で耐震性向上につながります。
形状やカラーのバリエーションも豊富のため、好みのデザインを選べる点もメリットです。
ただし、葺き替え工事は高額のため信頼できる業者へ依頼するのが大切です。
価格だけでなく豊富な実績があるかどうか、客観的な評判がよいかなどから総合的に判断してください。




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