瓦からトタンへの葺き替え費用相場!安くするコツや注意点を解説
2026.01.11 (Sun) 更新

重い瓦屋根を軽いトタンに葺き替えるときに気になるのが費用相場です。
瓦からトタンへ変更することは、住宅の耐震性を高めるうえで有効です。
しかし、いざ工事となると費用やトタンのデメリットに不安を抱く方もいるでしょう。
何も知らないまま葺き替えると、高額な工事を行ってしまったり、トタンにしてから後悔したりする可能性があります。
本記事では、瓦からトタンへ葺き替える際の費用相場と内訳、安く抑えるための補助金・保険の活用方法を解説します。
近年話題のガルバリウム鋼板のメリット・デメリットも紹介していますので、参考にしてください。
瓦からトタンに葺き替える際の費用相場

瓦からトタンへ葺き替える際の費用相場は、30坪程度の住宅で50〜180万円です。
ただし、屋根の面積や劣化状況によって変動します。
内訳を把握し、適正価格を見極めることが大切です。
現在は瓦からの葺き替えには、ガルバリウム鋼板を使用するのが主流です。
本記事では昔ながらのトタンについて解説しつつ、近年話題のガルバリウム鋼板についても紹介しています。
なお、ガルバリウム鋼板のことを「トタン」と呼ぶ方もいますが、本記事ではトタンとガルバリウム鋼板に分けて記載しております。
葺き替え工事にかかる費用の内訳
葺き替え工事にかかる費用の内訳は下記のとおりです。
・既存屋根の解体や撤去費:30〜60万円
・下地交換:25〜35万円
・防水シート張替え:10〜15万円
※約30坪の住宅の場合
瓦からトタンへ変更する場合、屋根材の費用だけでなく、既存の瓦を撤去する費用や下地補修費が大きな割合を占めます。
瓦は重量があるため撤去や廃材処分に手間がかかり、瓦の下にある野地板や防水シートも経年劣化していることがほとんどです。
見積もりを見る際は、屋根材の単価だけでなく、撤去や下地処理の費用が適正に含まれているかを確認する必要があります。
現在主流のガルバリウム鋼板への葺き替え費用相場
現在、金属屋根への葺き替えでは、従来のトタンではなくガルバリウム鋼板を採用するのが一般的です。
瓦からガルバリウム鋼板への葺き替え費用相場は100〜220万円です。
ガルバリウム鋼板はトタンに比べてサビに強く、耐久性が高いという特徴があります。
トタンのほうが価格は安いですが、ガルバリウム鋼板はメンテナンス周期が長く、長期的なコストパフォーマンスに優れています。
「瓦からトタンにしたい」と考えている場合でも、将来的な維持費を考慮し、ガルバリウム鋼板を検討するのがおすすめです。
瓦からトタンに葺き替える際の費用を安く抑えるポイント

葺き替え工事は高額になりがちですが、制度の活用や業者選びによって費用を抑えられます。
品質を落とさずに金銭的な負担を減らすための、具体的な方法を紹介します。
火災保険が適用されるか確認する
工事費用を抑えるためには、契約している火災保険が適用されるかの確認が必要です。
火災保険は火事だけでなく、台風などによる被害も補償対象となるケースがほとんどです。
瓦のずれや落下が台風によるものと認められれば、補修費用として保険金が下ります。
葺き替え費用の一部に充てられると、自己負担額を抑えられる可能性があります。
経年劣化は補償の対象外のため、自己判断せず保険会社へ連絡することが大切です。
補助金・助成金制度を利用する
自己負担額を抑えるためには、自治体の補助金・助成金制度の利用がおすすめです。
多くの自治体では、耐震性の向上や住環境の改善を目的としたリフォームに対して補助を行っています。
重い瓦屋根から軽いトタンへの葺き替えは、耐震改修工事として認められる場合があります。
制度の内容や募集期間は自治体によって異なるため、着工前に役所の窓口や公式サイトで確認してください。
自社施工の業者を選ぶ
工事を依頼する際は、下請けを使わず自社職人で施工する業者を選ぶことで、費用を安く抑えられます。
大手ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼すると、中間マージンが発生し見積もり金額が高くなる傾向です。
自社施工の会社に直接依頼すれば、同じ工事内容でも安くなる可能性が高いといえます。
さらに、職人と直接やり取りできるため要望も伝わりやすく、責任の所在が明確になります。
瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えるメリット

瓦から現在主流のガルバリウム鋼板にすることで、費用面や機能面にメリットがあります。
ガルバリウム鋼板の強みである、安さや耐震性について解説します。
瓦よりも屋根材の費用が安い
瓦からガルバリウム鋼板にするメリットは、初期費用を安く抑えられる点です。
ガルバリウム鋼板の価格は6,000〜12,000円/平方メートルが相場です。
一方で粘土瓦が8,000〜16,000円/平方メートルなので、瓦よりも工事費用を抑えやすいといえます。
瓦より費用を抑えて修理したい場合におすすめの屋根材です。
耐震性が向上する
ガルバリウム鋼板へ葺き替えることは、住宅の耐震性を大幅に向上させることにつながります。
重い瓦と比較して、金属屋根であるガルバリウム鋼板は軽量です。
屋根が軽くなると住宅の重心が下がり、地震発生時の揺れ幅が小さくなります。
とくに築年数が経過した木造住宅は老朽化にともない、耐震性能も低下している場合が多い傾向にあります。
ガルバリウム鋼板に葺き替えると、倒壊のリスクを軽減できるため、地震大国である日本においておすすめの屋根材です。
雨漏りしにくい
ガルバリウム鋼板は構造上、雨漏りしにくい特徴があります。
金属板を噛み合わせたり繋ぎ合わせたりして施工するため、隙間ができにくく素材自体にも吸水性がありません。
ゆるやかな傾斜の屋根でも施工が可能で、雨水をスムーズに排水できます。
古いトタン屋根とは異なり、近年のガルバリウム鋼板は防水性や耐久性が格段に向上しています。
雨漏り対策としても有効です。
瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えるデメリット

メリットがある一方で、ガルバリウム鋼板には素材特有のデメリットもあります。
葺き替え後に後悔しないためにも、耐用年数の短さやサビのリスク、メンテナンスの手間について理解しておくことが大切です。
瓦より耐用年数が短い
瓦からガルバリウム鋼板にする際は、屋根の耐用年数が短くなります。
瓦は耐久性が非常に高く粘土瓦なら50年以上維持できますが、ガルバリウム鋼板は20〜40年が目安です。
従来のトタンは6〜20年のため、ガルバリウム鋼板のほうが長持ちするものの、瓦のような耐久性は期待できません。
住んでいる環境によってはもっと早く劣化が進むこともあるため、屋根材の寿命を優先する場合はデメリットになります。
サビやすい
ガルバリウム鋼板は、従来のトタンに比べてサビに強い特性をもちます。
しかし金属屋根である以上、サビのリスクは避けられません。
海沿いの地域では塩害、飛来物による傷などによってサビが発生する可能性があります。
穴があくと雨水が浸入し、住宅全体に悪影響を及ぼします。
サビに強いガルバリウム鋼板であっても、環境に応じたメンテナンスが不可欠です。
定期的なメンテナンスが欠かせない
ガルバリウム鋼板を長く維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
瓦屋根は基本的に塗装が不要ですが、金属屋根は経年劣化により色褪せやサビが発生します。
ガルバリウム鋼板の場合は、10〜20年を目安に塗装メンテナンスを行うことが大切です。
メンテナンスを怠ると寿命が一気に縮まってしまいます。
瓦屋根では不要だった塗装費用が将来的に発生する点は、金属屋根にするデメリットといえます。
瓦からトタンに葺き替える際にDIYはおすすめできない理由

瓦からトタンへの葺き替えをDIYで行うことはおすすめできません。
高所作業による転落事故の危険性と、施工不良によって住宅の寿命を縮めるリスクがあります。
足場なしで不安定な屋根の上を往復しながら、瓦屋根の撤去作業をするのは危険です。
葺き替えには高度な技術が必要なため、経験のない方が見よう見まねで工事すると、施工不良を引き起こしてしまいます。
かえって雨漏りを悪化させたり、内部の木材を腐らせたりするケースも考えられます。
自身の安全と大切な住宅を守るためにも、屋根工事は必ず専門の業者に依頼してください。
瓦からトタンに葺き替える際は工事前に費用と内訳を把握しておこう

瓦からトタンへ葺き替える際の費用は、30坪程度の住宅で50〜180万円が相場です。
屋根材の費用だけでなく、既存の瓦を撤去する費用や下地補修費が必要なため、ある程度の費用がかかります。
耐震性の向上と雨漏り予防に効果的な金属屋根に葺き替えるなら、ガルバリウム鋼板がおすすめです。
従来のトタンより耐用年数が長く、メンテナンス周期を抑えられる特徴があります。
築年数が経った住宅で、耐震性や老朽化が気になる場合はガルバリウム鋼板への葺き替えを検討し、一度信頼できる業者へ相談してください。




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