アスベストを含む屋根の葺き替え費用の相場は?安く抑えるコツも紹介
2026.01.13 (Tue) 更新

アスベスト含有の屋根材を工事する際は、調査や処分などに追加費用が必要です。
住宅の屋根にアスベストが含まれていて、葺き替えの費用が不安という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、アスベストを含む屋根の葺き替え工事費用の相場や、費用を抑えるコツなどについて解説します。
葺き替え以外でメンテナンスする方法についても解説しますので、参考になれば幸いです。
アスベストを含む屋根の葺き替え工事費用の相場と内訳

屋根にアスベストを含む場合、通常の葺き替え工事費用に加えて、アスベスト撤去・処理費用がかかります。
本記事では葺き替え工事の総額と、アスベスト含有にともなう追加費用に分けて解説します。
葺き替え工事にかかる総額の相場
葺き替え工事は既存の屋根材を撤去し下地部分を補修後に、新しく屋根材を張る工法です。
費用相場はアスベストを含まない(ノンアスベスト)屋根の場合で、100〜200万円(30坪ほどの住宅)となります。
アスベストを含む屋根の場合はアスベストの撤去・処分費として、約30坪ほどの住宅の場合で30〜100万円程度が別途必要です。
つまり、アスベストを含む屋根の葺き替え工事の総額は、約30坪の住宅で130〜300万円となります。
近年ではアスベスト処理費用が高騰しつつあるため、早めの検討をおすすめします。
アスベスト含有による追加費用の内訳
30坪の住宅を想定した場合における、追加でかかる費用の内訳は以下のとおりです。
・アスベスト調査費用:2~5万円
・撤去・処分費用:3,000~7,000円/平方メートル
上記の金額は、アスベスト含有のスレート屋根を想定しています。
屋根材の種類によっては、上記の金額より高くなる場合もあります。
立地条件や屋根の形状などによっても費用は前後するため、あくまで参考程度にお考えください。
アスベスト含有の屋根の葺き替え工事が高額になる理由
アスベストを含む屋根の葺き替え工事が高額になる理由は、専門的な対策が必要なためです。
アスベスト含有の屋根は建築基準法上で除去の対象ではありませんが、工事や廃棄処理の際には特別な対策が必須となります。
対策が必要な理由は、工事で発生する粉じんによるばく露や、建材の拡散などのリスクがあるためです。
アスベストの撤去や処分は、法律で作業基準が厳格に決められています。
たとえば、アスベストの撤去作業には、国家資格である石綿作業主任者の資格者を配置しなくてはなりません。
ほかにも、工事前の資格者による事前調査や、特定の処分場への運搬・処理も必須です。
アスベスト含有屋根の葺き替えは多くの手間と時間を要するため、費用が高くなっています。
葺き替えとカバー工法どちらを選ぶかの判断方法

アスベストを含む屋根は、葺き替え以外にもカバー工法によるメンテナンスもおこなわれています。
カバー工法は既存の屋根材の上に、新しく屋根材を重ねる工法です。
葺き替えとカバー工法、どちらを選ぶかの判断基準について、詳しく解説します。
カバー工法をおすすめするケース
カバー工法をおすすめするケースは、以下のとおりです。
・工事にかかる費用や生活への影響を抑えたい場合
・上から重ねた屋根の寿命が訪れる前に家を手放す予定がある場合
カバー工法は既存の屋根を残すため、アスベスト撤去や処分費用を抑えられるのがメリットです。
費用相場も80〜150万円(約30坪の住宅を想定)であり、葺き替えより家計への負担が少なくなります。
ただし、将来的に建て替えや解体をおこなう際には、アスベストを含む屋根材と重ねた屋根材の2重分の撤去・処分費が発生します。
将来的には、より多くの費用がかかる可能性については知っておきましょう。
葺き替え工事をおすすめするケース
葺き替え工事は、以下のようなケースにおすすめです。
・長く住み続ける予定がある
・下地部分まで激しく劣化している
葺き替え工事では屋根が新しくなるほかにも、下地部分の補修もできます。
既存の屋根より軽い屋根材に変更すれば、耐震性の向上も期待できます。
屋根からアスベストを完全に除去できるため、将来的な管理や健康上のリスクを回避できるのもメリットです。
ただし大掛かりな工事になるため費用は高額になり、工事期間も長くなります。
アスベストを含む屋根の葺き替え費用をなるべく抑える方法

アスベストを含む屋根のメンテナンスにかかる費用負担を抑えたい方は、以下の方法を検討してみてください。
・可能であればカバー工法をおこなう
・補助金や助成金が活用できるか調べる
・アスベスト含有の屋根葺き替え工事の実績が豊富な会社を選ぶ
・自社施工の業者に依頼する
上記4つの方法について、詳しく解説します。
可能であればカバー工法をおこなう
費用面や効果を考慮すると、できる限りカバー工法を選択するのがおすすめです。
アスベスト処理費用が高騰しているため、撤去や処分には多大な負担が発生します。
カバー工法なら撤去や処分費用を抑えつつ、人体に有害なアスベストを閉じ込められるのがメリットです。
屋根材の種類や下地材まで激しく劣化している場合など、カバー工法が適さないケースもあります。
お住まいに最適なメンテナンス方法は、屋根の専門業者に相談して決めましょう。
補助金や助成金が活用できるか調べる
自治体によっては、屋根の葺き替え工事に利用できる補助金や助成金をもうけている場合があります。
住宅の長寿命化や、省エネ化などの工事が対象になる傾向にあります。
利用には条件があるほか、多くの制度は着工前の申請が必要です。
契約前に自治体のホームページを調べたり、地域の補助金や助成金に詳しい業者に確認したりするのをおすすめします。
アスベスト含有の屋根葺き替え工事の実績が豊富な会社を選ぶ
アスベスト含有屋根の葺き替え工事は、処理や飛散防止対策などの法令遵守を徹底した業者に依頼しないと危険です。
アスベスト含有屋根の施工実績が多い業者は、近隣への事前周知やトラブル回避のノウハウを持っている可能性が高いといえます。
また、専門的な知識や施工実績が豊富な業者なら、お住まいに最適な工事を提案できます。
施工品質が高ければ不具合を起こしにくく、想定外の追加費用がかかる可能性も低くなるのもメリットです。
適正価格で安心して任せたい方は、アスベスト含有の屋根葺き替え工事の実績が豊富な会社を選びましょう。
自社施工の業者に依頼する
契約から施工、アフターフォローまで一貫して対応する自社施工の業者に依頼すると、同じ工事内容でも費用を抑えられます。
大手ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼しても、実際の工事を施工するのは下請け業者です。
下請け業者に支払う中間マージンが費用に上乗せされるため、割高になります。
自社施工の業者であれば中間マージンがかからず、同じ工事でも費用を抑えられます。
特に自社施工の地域密着型業者は、迅速な対応や丁寧なアフターフォローが期待できるのでおすすめです。
屋根にアスベストが含まれているかどうかの見分け方

アスベストを含む可能性があるのは、2004年以前に施工された以下の屋根です。
・スレート屋根
・セメント
・コンクリート瓦
・アスファルトシングル
また、2004~2006年は移行期間であったため、アスベストが使われていた可能性があります。
屋根材のメーカーや品番などがわかっている場合は、以下のサイトから調べられます。
アスベストを含む屋根の葺き替えは信頼できる業者に相談しよう

アスベストを含む屋根の葺き替え工事は、アスベスト撤去・処理費用が追加でかかります。
処理や飛散防止対策などが法律で厳密に決められており、特別な対応が必要になるためです。
近年ではアスベスト処理費用が高騰しており、想定よりも高額になるケースが少なくありません。
費用を抑えるにはなるべくカバー工法を選択したり、アスベストについて詳しい自社施工の業者に依頼したりするのが効果的です。




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