ゲリラ豪雨の雨漏りで火災保険は使える?利用の流れとポイントを解説
2026.02.01 (Sun) 更新

突然のゲリラ豪雨で雨漏りが発生し「火災保険を使った修理はできるのか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
ゲリラ豪雨による雨漏りでも原因が強風などの自然災害であれば、火災保険が適用される可能性があります。
しかし、すべての雨漏りが対象になるわけではなく、経年劣化と判断されると保険金は下りません。
正しい知識をもち、スムーズに火災保険を利用する必要があります。
本記事では、火災保険が利用できるケースと利用できないケースの違い、申請の流れを詳しく解説します。
「修理費用の負担を少しでも減らしたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が利用できないケース

ゲリラ豪雨で雨漏りが発生しても、すべてのケースで火災保険が適用されるわけではありません。
どのような状況なら火災保険が利用できるのか確認しておくことが大切です。
経年劣化
経年劣化が原因の雨漏りには、原則として火災保険の利用はできません。
火災保険は自然災害による損害を補償するものであり、住宅の老朽化は対象外です。
屋根材の色あせやずれ、コーキングのひび割れなどを長期間放置した結果、ゲリラ豪雨をきっかけに雨漏りしたとしても住宅の寿命とみなされます。
ゲリラ豪雨という理由だけで保険が下りるわけではないため注意が必要です。
施工不良
新築やリフォーム時の施工不良が原因の雨漏りも、火災保険の対象外です。
施工不良は自然災害によるものではありません。
新築やリフォーム後早期に雨漏りが発生した場合、部材の取り付けミスや設計上の不備が疑われます。
保険会社ではなく建築を依頼した施工業者に連絡し、修理を求める必要があります。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険を利用できる可能性があるケース

ゲリラ豪雨による雨漏りでも、直接的な原因が自然災害であれば火災保険が適用される可能性があります。
・強風にともなう屋根や外壁の損傷
・落雷による屋根の破損
・雨樋・排水管の不具合が原因の雨漏り
それぞれ詳しく解説します。
強風にともなう屋根や外壁の損傷
強風によって屋根や外壁が損傷して雨が吹き込んだ場合は、火災保険の風災として認められる可能性があります。
ゲリラ豪雨にともなう突風が、破損を引き起こした直接の原因となるからです。
たとえば強風で飛んできた物が屋根に当たって穴があいたり、瓦やスレートが剥がれたりしたら火災保険を利用できる場合があります。
強風による物理的な破損が原因の場合、保証の対象になるかどうか確認しましょう。
落雷による屋根の破損
ゲリラ豪雨にともなう落雷で屋根に穴があき、雨漏りした場合も火災保険を利用できる可能性があります。
火災保険には落雷による損害補償が含まれている場合がほとんどです。
雷が屋根を直撃して瓦が割れたり外壁が崩れ落ちたりすると、その隙間から雨水が浸入するケースがあります。
落雷直後から急に雨漏りが始まった場合は該当する可能性が高いため、保険会社へ連絡するのがおすすめです。
雨樋・排水管の不具合が原因の雨漏り
自然災害が原因で雨樋や排水管が破損し、雨水があふれて雨漏りになった場合、火災保険の対象になりやすい傾向です。
ゲリラ豪雨にともなう強風によって、雨樋がゆがんだり割れたりすることがあります。
うまく排水されなければ雨水が外壁をつたい、住宅内部に浸入するケースも考えられます。
ただし、掃除不足による雨樋や排水管の詰まりは保険の対象外です。
あくまで破損原因が自然災害であることに限られるため、一度保険会社へ確認してもらう必要があります。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険を利用する際のポイント

火災保険を申請する際には、おさえておくべきポイントがあります。
スムーズに審査を通過し適切な保険金を受け取るために、知っておきたい注意点を紹介します。
被害状況を写真や動画で記録する
被害に気づいたら、すぐに写真や動画で状況を詳細に記録しましょう。
時間が経過すると、ゲリラ豪雨による損害なのか経年劣化かどうか判別が難しくなります。
剥がれた屋根材、浸水した床、天井のシミなどを日付入りで撮影するのがおすすめです。
証拠を残さずに片付けてしまうと申請不可になるおそれがあるため、被害状況の記録を忘れないことが大切です。
火災保険のタイプで支払い方式が異なる
契約している火災保険のタイプによって、保険金の支払い条件が異なります。
火災保険の支払い方式には、主に免責方式とフランチャイズ方式があります。
免責方式は、損害額からあらかじめ設定した自己負担額を差し引いた保険金を受け取れるタイプです。
損害額が20万円で自己負担額を15万円に設定していた場合は、5万円を受け取れます。
一方、フランチャイズ方式は被害額が一定額を超えないと保険金が支払われません。
20万円で契約していた場合で、修理費用が19万円なら保険金は0円です。
自身が加入している火災保険のタイプがわからなければ、保険会社へ確認するのがおすすめです。
火災保険の申請は3年以内に行う
火災保険の申請には時効があり、被害発生から原則3年以内に行う必要があると、保険法で定められています。
時間が経つと自然災害による損害かどうかの判断が難しくなるからです。
「数年前のゲリラ豪雨で瓦がずれたが放置していた」という場合、3年を過ぎると請求権が消滅してしまいます。
異常を感じたら先延ばしにせず、速やかに申請手続きを進めることが重要です。
信頼できる業者へ雨漏りの原因を特定してもらう
雨漏りの原因特定は実績があり、信頼できる専門業者に依頼する必要があります。
原因が経年劣化か自然災害かの判断は難しく、知識と経験が不可欠です。
実績の乏しい業者へ依頼してしまっては、雨漏りの原因を確実に特定できない可能性があります。
また、評判が悪い業者は信頼性に欠けます。
業者を探す際は、公式サイトでの実績やSNSなどの口コミを参考にしながら、慎重に見つけることが大切です。
ゲリラ豪雨で雨漏りした際に火災保険を利用する流れ

実際に火災保険を申請して、保険金を受け取るまでの一般的な流れは次のとおりです。
・契約している火災保険会社に連絡する
・必要書類や被害状況がわかる写真などを提出する
・火災保険会社が必要に応じて現地調査が行う
・火災保険の対象であると認められると保険金が振り込まれる
火災保険は申請したからといって、すぐに保険金を受け取れるわけではありません。
保険適用が認められるまでは、ある程度の時間が必要です。
火災保険の利用を検討している方は早めに相談し、必要書類などを準備しておくことが大切です。
ゲリラ豪雨による雨漏りを「火災保険で無料修理できる」と提案する業者には要注意

「火災保険を使えば実質0円で修理できる」と、勧誘してくる業者には注意が必要です。
保険金を決定するのは保険会社であり、業者が約束することはできません。
嘘の理由で申請させようとしたり、契約後に自己負担額が高額になったりと、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
突然の訪問や電話で「無料で修理できる」と、営業してくる業者との契約は避けるのがおすすめです。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険を利用するなら専門業者へ相談しよう

ゲリラ豪雨による強風や落雷などで、屋根や外壁が損傷を受け雨漏りした場合は火災保険の対象になる可能性があります。
経年劣化や施工不良だと判断された場合は適用外になるため、必ずしも火災保険が利用できると限らない点には注意しましょう。
雨漏りは放置すると住宅の構造自体を弱らせてしまうことから、早期発見と対処が重要です。
住宅を守り費用負担を軽減するためにも、実績豊富なプロに相談しましょう。




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