軒天の修理方法と費用相場を解説!劣化リスクと工事の依頼先も紹介
2026.02.07 (Sat) 更新

軒天にシミや剥がれを見つけたら、修理にどれくらいの費用がかかるのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
軒天は住宅の外壁から突き出た屋根の下部分(軒)の裏側を指します。
劣化を放置すると、雨漏りや害獣被害など深刻なトラブルにつながり、結果的に修理費用が高額になってしまう可能性があります。
費用相場を把握し、適切な価格で工事を行うことが大切です。
本記事では、部分補修から張り替えまで、工法ごとの具体的な費用相場を詳しく解説します。
あわせて、火災保険や補助金を活用して費用を安く抑えるポイントや、修理の依頼先も紹介しています。
適正価格を知り、安心して修理したいと考えている方は参考にしてください。
軒天の修理方法と費用相場

軒天の修理方法は劣化の進行具合によって異なり、費用に差が生じます。
適切な修理方法を選択するために、工事内容と費用相場を解説します。
部分補修
部分補修の費用相場は2〜20万円で、別途足場代が必要です。
特定の箇所だけが剥がれたり穴があいたりしている場合、全体を直さなくても部分補修で対応できます。
主にコーキング材での穴埋めや、傷んだ部分だけの板の交換などが行われる場合が一般的です。
被害が拡大する前に部分補修を行うことで、修理費用を最小限に抑えられます。
塗装
軒天の塗装費用は800〜1,500円/平方メートルが相場で、高所作業になれば別途足場代がかかる場合もあります。
軒天の表面に色あせや汚れ、チョーキング現象が見られる場合は、塗装によるメンテナンスが必要です。
塗装すると見た目の美観を取り戻すだけでなく、軒天がもつ防水性や耐久性を回復できます。
定期的な塗装は軒天を長く良好な状態に保ち、大規模修繕の予防にも効果的です。
カバー工法(重ね張り)
カバー工法(重ね張り)は、既存の軒天の上から新しい板を張り付ける施工方法です。
費用は5〜25万円が相場で、高所作業になれば別途足場代が必要になる場合もあります。
カバー工法は古い板を撤去する手間や処分費用がかかりません。
張り替えに比べて工期を短縮でき、費用も抑えやすいメリットがあります。
ただし、下地の強度が低下している場合は施工できないため注意が必要です。
張り替え
張り替えの費用相場は5〜45万円です。
高所作業になれば別途足場代が必要になる場合もあります。
軒天材の腐食が進み、塗装や部分補修では対応しきれない場合は、張り替えを行うのが一般的です。
張り替えは既存の軒天を撤去し、下地を補修したうえで新しい板を張る工事です。
雨染みが広がっている場合や、指で押すと沈むような状態であれば、内部の腐食が疑われます。
張り替えを行うことで軒天の機能が完全に回復し、長く安心して住み続けられます。
軒天の修理費用を安く抑えるポイント

軒天の修理費用は決して安いものではありません。
利用できる制度をうまく活用し、自己負担額を抑えながら適切な修理を行うことが大切です。
火災保険を活用する
台風や強風、雪などによって軒天が破損した場合は、火災保険を活用できる可能性があります。
多くの火災保険には風災補償が含まれているため、自然災害が原因の損害であれば、保険金が下りるケースがあるからです。
台風による暴風で軒天が剥がれ落ちたり、飛来物によって穴があいたりした場合は、工事費用の一部が補償される傾向があります。
自己負担を大幅に減らせる可能性があるため、一度保険会社へ問い合わせてみましょう。
補助金・助成金制度を使う
自治体によっては住宅の改修工事に対して、補助金や助成金制度を設けています。
具体的には省エネ性能の向上や、住宅の長寿命化などを目的としたリフォーム支援などがあげられます。
ただし、工事着工前の申請が必要なケースがほとんどです。
予算上限に達すると受付が終了する場合もあり、最新の補助金情報のチェックが欠かせません。
要件を満たせば工事費用の一部が助成されるので、うまく活用するのがおすすめです。
軒天の劣化が進行した際に起こりうるリスク

軒天は劣化の早期発見と早期対応が、被害を最小限にとどめることにつながります。
劣化が進行すると住宅全体に関わる深刻な被害になるおそれがあるため、詳しく解説します。
軒天が飛ばされる
劣化して強度が低下した軒天は、台風などの強風によって吹き飛ばされるリスクがあります。
固定している釘がゆるんだり、板そのものが腐食してもろくなったりすることで、風圧に耐えられなくなるからです。
剥がれた軒天材が飛散すると、自宅の窓ガラスが割れるだけではなく、近隣の住宅や駐車中の車を傷つける二次被害を引き起こす可能性があります。
通行人に当たれば重大な事故にもつながりかねません。
他者に危害を加える事態を防ぐためにも、直ちに修理を行う必要があります。
鳥や獣による被害につながる
軒天に穴があくと、鳥や小動物が天井裏に侵入しやすくなり、巣を作って住み着いてしまいます。
軒裏は雨風をしのげる安全な場所であり、ハクビシンやネズミ、コウモリなどにとって格好の住処です。
糞尿による悪臭や衛生環境の悪化、ダニ・ノミの発生をまねくことになります。
夜中に走り回る足音や鳴き声による騒音被害につながる可能性もあります。
健康被害や精神的なストレスを避けるためにも、侵入経路となる軒天の穴は早急にふさぐことが大切です。
雨漏りが発生する
軒天の破損箇所から雨水が住宅内部に浸入すると、雨漏りを発生させる原因になります。
軒天に穴などの隙間ができると、強風をともなう雨が吹き込んだ際に内部へ水が回り込みます。
木材の腐食や金属部分のサビを進行させ、住宅の耐久性を著しく低下させる可能性があり危険です。
湿気がこもることでカビやシロアリの発生リスクも高まります。
住宅の寿命を縮めることになるため、軒天の劣化は放置してはいけません。
軒天の修理を自分で行うのはおすすめできない

費用を抑えるためにDIYで修理を行おうと考える方もいるかもしれませんが、おすすめできません。
慣れていない方がはしごや脚立を使って作業するのは不安定で危険をともないます。
さらに、専門的な知識がないまま修理を行うと、かえって状況を悪化させる可能性があります。
雨漏りの原因を特定せずに表面だけをふさいでしまうと、内部で腐食が進行し、気づいたときには手遅れになるケースも少なくありません。
さらに、板の張り方や通気口の確保など、適切な施工を行わないと湿気がこもり、新たな不具合をまねくこともあります。
安全を確保し、確実に修理を完了させるためには、無理をせずプロの業者に依頼するのがおすすめです。
軒天の修理を依頼できる業者

軒天修理の依頼先にはいくつかの選択肢があります。
それぞれの特徴を理解して選ぶことが重要です。
屋根や外壁の専門業者
軒天の修理は、屋根や外壁の工事を専門としている業者に依頼するのがおすすめです。
軒天は屋根構造の一部です。
専門業者なら雨水の流れや通気性など、住宅を守るための知識と経験が豊富にある可能性が高いといえます。
さらに、自社職人が施工を行う場合が多く、中間マージンを抑えつつ高品質な工事が期待できます。
的確な修理を行うためにも、実績のある屋根や外壁の専門業者へ相談することが大切です。
地元の工務店
地域に密着して営業している地元の工務店も、軒天修理の依頼先としておすすめです。
地域での評判を大切にしているため、何かトラブルがあった際にもすぐに駆けつけてくれる可能性が高くなります。
さらに、大手メーカーに比べて宣伝広告費をかけていないことが多く、適正価格で工事を受けられます。
ハウスメーカーやリフォーム会社
住宅を建てたハウスメーカーや、大手リフォーム会社に依頼するのも選択肢のひとつです。
保証制度やアフターサービスが充実している場合が多く、手続きや対応の面で安心感があります。
ただし、実際の工事は下請け業者が行うことが一般的です。
中間マージンが発生するため、費用はほかの業者に比べて割高になる傾向にあります。
軒天の修理費用の相場を把握して屋根の専門業者へ工事を依頼しよう

修理費用の相場は劣化状況に応じ、部分補修なら2〜10万円、全体的な張り替えなら5〜45万円程度が目安です。
自然災害なら火災保険、自治体の制度があれば補助金の活用で自己負担を減らせる可能性があるため、うまく利用するのがおすすめです。
軒天の劣化を放置すると雨漏りや小動物の侵入をまねき、住宅全体の寿命を縮める原因になります。
大切な住宅を守るため、まずは信頼できる専門業者へ連絡し、現地調査と見積もり依頼をすることから始めましょう。




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