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塗装できない屋根の特徴は?見分け方やメンテナンス方法を解説

屋根修理

2026.02.13 (Fri) 更新

屋根塗装は広くおこなわれているメンテナンス方法ですが、中には塗装できない屋根材が存在します。

塗装できない屋根に塗装してしまうと、劣化が進行し逆効果になる可能性すらあります。

そのため、お住まいの屋根材が塗装できない屋根に該当しないか知っておくことが重要です。

本記事では、塗装できない代表的な屋根材の種類や見分け方、メンテナンス方法などを解説します。

塗装できない屋根のメンテナンス費用を抑える方法や施工事例もご紹介しますので、参考になれば幸いです。

 

塗装できない屋根が存在する理由

塗装できない屋根が存在する理由は、アスベスト(石綿)の使用規制が影響しています。

人体に有害なアスベストの使用規制が始まったことで、代替素材を使用したノンアスベスト屋根が販売されるようになりました。

しかし、切り替え当初のノンアスベスト屋根は耐久性や強度が低く、早期に劣化してしまう問題点を抱えたものでした。

劣化の激しい屋根に塗装しても早期に剥がれや膨れを起こすため、塗装によるメンテナンスが推奨されていません。

塗装できない屋根で代表的なのは、1990年代後半から2000年代前半にかけて販売された、ノンアスベスト世代のスレート屋根です。

 

塗装できない代表的な屋根材

お住まいの屋根が塗装できない屋根か不安に思われる方に向けて、塗装できない代表的な屋根材と見分け方をご紹介します。

なお、ユールーフショールームでも塗装できない屋根材を確認できますので、お気軽にご利用ください。

パミール:ニチハ

「パミール」は代表的な塗装できない屋根で、1996〜2008年ごろ発売された屋根材です。

ミルフィーユのように剥がれる層間剥離が特徴で、塗装してもすぐに剥がれてしまいます。

無理に塗装しても屋根材の層にできた隙間から水分が入り込み、劣化が進行するため逆効果です。

また、固定する釘の中に一部めっき層不足の釘が混入されており、腐食やサビが発生し屋根材が落下するという被害も報告されています。

セキスイかわらU(ノンアスベスト):積水化学工業

1990~2007年ごろ販売されていた、ノンアスベストの「セキスイかわらU」も塗装ができません。

セキスイかわらUは、S字カーブの和瓦風なデザインが特徴の屋根材です。

脆くて耐久性にも乏しく、割れや落下を起こしやすいデメリットがあります。

塗料の膜も剥がれやすく、屋根材自体が水分を含み劣化してしまいます。

アーバニーグラッサ:旧クボタ

「アーバニーグラッサ」は、2001~2005年ごろ販売された屋根材です。

スタイリッシュで切り込みの多い独特の形状で、当時は人気のある屋根材でした。

屋根材自体が脆いのと細かく大きな切り込みがあるデザインによって、ひび割れや欠けを起こしやすく塗装によるメンテナンスは非推奨です。

レサスシリーズ:旧松下電工

塗装できない屋根材である「レサスシリーズ」の販売時期は、1999~2006年ごろになります。

1枚が3つのブロックに分かれており、くぼみ模様が特徴の屋根材です。

欠けが顕著で、屋根で作業する人の重さだけでも割れてしまうほど耐久性が低いため、塗装は困難です。

コロニアルNEO:旧クボタ

「コロニアルNEO」は、2001~2008年ごろに販売されていたスレート屋根です。

当時は多くの住宅で採用されていたため、現在でも使用されている住宅が多数残っています。

見た目はほかのスレート屋根と似ていますが、先端の凹部が台形の形をしているかをチェックすると見分けやすくなります。

コロニアルNEOは強度が低く、不規則なひび割れが多発するため塗装によるメンテナンスは不向きです。

 

塗装できない屋根をメンテナンスする方法と費用相場

塗装できない屋根は、カバー工法または葺き替えによってメンテナンスします。

それぞれの工法やメリット、費用相場などを解説します。

カバー工法

カバー工法は、既存屋根の上から新しい屋根材をかぶせる工法です。

廃材が少なく、費用や工期も抑えられるのがメリットです。

費用相場は約30坪の住宅で80〜150万円となります。

下地部分までダメージがある場合など、住宅の状況によってはカバー工法が施工できないケースもあります。

葺き替え

葺き替えは既存屋根を撤去し下地部分を補修後、新しい屋根材を張る工法です。

屋根を撤去するため、下地部分のダメージや雨漏りを根本から修理できます。

また、軽い屋根材に変更すれば耐震性が向上するのもメリットです。

費用相場は約30坪の住宅で100〜200万円となり、高額なメンテナンスになります。

 

ユールーフが塗装できない屋根をメンテナンスした事例

ここでは、実際にユールーフが塗装できない屋根をメンテナンスした事例をご紹介します。

メンテナンス方法を検討する参考になれば幸いです。

【BEFORE】

【AFTER】

塗装ができない屋根のため、コロニアルグラッサに葺き替えました。

屋根材を撤去して新しい下地材を設置し、屋根の形状に合わせてコロニアルを加工し葺き替えています。

屋根を一新することで耐久性が回復し、見た目も美しく仕上がりました。

 

塗装できない屋根を無理に塗装すると起こり得るトラブル

塗装できない屋根を無理に塗装しても、屋根材の層間剥離(層状の剥がれ)や亀裂は補修できません。

たとえ塗装で見た目だけ整えても、短期間で屋根材本体ごと剥がれてしまいます。

屋根材が剥がれた箇所から雨水が浸入し、雨漏りするリスクもあります。

塗装できない屋根は脆くなっていることも多いため、塗装作業によって割れてしまう場合があるのも問題点です。

注意点として、悪質な業者は塗装できない屋根にも塗装工事を勧めてくる場合があります。

施工事例や口コミなどをリサーチし、安心して任せられる優良業者にメンテナンスを依頼しましょう。

 

塗装できない屋根のメンテナンス費用を抑えるコツ

塗装できない屋根のメンテナンス費用は、塗装よりも高額になるケースが少なくありません。

なるべく費用を抑えたい方は、以下の方法を検討してみてください。

・助成金や補助金制度を活用する
・自社施工している地域密着型の業者に依頼する
・足場が必要なほかの工事と同時に依頼する

それぞれの方法を、詳しく解説します。

助成金・補助金制度を活用する

自治体によっては、屋根のメンテナンスに助成金や補助金制度を用意している場合があります。

具体的には、住宅の長寿命化や省エネ化などに貢献する工事が対象になるケースが多いです。

助成金や補助金を受け取るには制度ごとに条件があり、ほとんどの場合で着工前の申請が必要になります。

詳細については自治体のホームページや、地域の補助金・助成金制度に詳しい業者に相談するのがおすすめです。

自社施工している地域密着型の業者に依頼する

自社職人が施工する自社施工なら、下請けに支払う中間マージンがかからず、同じ工事でも費用を抑えられます。

費用以外にも、工事前の打ち合わせやアフターサービスも含めて、一貫して対応してもらえる安心感があるのもメリットです。

同一の地域で長く営業している地域密着型業者なら、交通費も少なくて済みます。

地域に根ざした営業のため、困ったときに迅速かつ丁寧な対応が期待できるのも強みです。

参考:足場が必要なほかの工事と同時に依頼する

屋根のメンテナンスは高所作業を伴うため、どの方法でも足場の設置が必須です。

約30坪の住宅では、足場の設置には20万円程度かかります。

そのため、外壁塗装など足場が必要な工事と同時に依頼すれば、足場代が1回分節約できます。

ただしトータルの費用は上がるため、無理はしないようにしましょう。

 

塗装できない屋根かどうか専門業者に確認を依頼して判断しよう

塗装できない屋根は耐久性や強度に問題のあるケースが多く、塗装以外のカバー工法や葺き替えによるメンテナンスが推奨されます。

パミールやコロニアルNEOなど、アスベスト含有から切り替えた当初のノンアスベスト屋根に多い傾向があります。

まずは、塗装できない屋根に該当するかを、専門業者にチェックしてもらうのがおすすめです。

塗装できない屋根のメンテナンスを自社施工かつ地域密着型の優良業者に依頼すれば、費用を抑えつつ高品質な施工を受けられます。

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