古材を再利用した住宅のメリット 5(こ)3(ざ)1(い)の日
2022.05.31 (Tue) 更新
古材を再利用した住宅のメリット【5(こ)3（ざ）1（い）の日】
皆さんこんにちは☀
福岡市・糸島市地域密着 屋根リフォーム・雨漏り専門店ユールーフ
本日は5/31で古材の日です。
皆さんは古材と聞いて一番に思いつくのは何ですか？
古くなった木材だから劣化している木
と写真のような木材を想像する方も多いのではないでしょうか？
古材とはその名の通り「古い木材」という意味で間違いではありません。
しかし
・築60年以上のもの
・戦前（昭和20年以前）に使用されていたもの
という明確な定義があります。
最近では古材への注目も集まってきています。
今回はその「古材」について少し掘り下げていきましょう
福岡市・糸島市の雨漏り・屋根リフォーム・屋根工事のことなら屋根専門店のユールーフへご連絡お待ちしております。
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古材とは
冒頭にもお話しした通り、古材とは
・築60年以上のもの
・戦前（昭和20年以前）に使用されていたもの
という定義があります。
戦前は木材が豊富で、質の高い良質な木材が一般住宅にも使用されていました。
質の高い木材はそのクオリティをずっと保つことができます。
当時は、そのように良質な木材は半永久的に使用できるということで再利用が当たり前でした。
実際の事例として、法隆寺が挙げられます。
法隆寺の築年数は約1,400年。
しかし良質な木材を使用している為、カンナをかけると再び新鮮な檜の香りがします。
木材は脆そうだし、50年以上もたないんじゃない？
という不安も、1,400年が経過した現在でも
なお綺麗な法隆寺を見ると
払拭されるのではないでしょうか(^^♪
でもなぜ戦前と限定されているのか。
これは戦後の日本の建築物に使用した木材によって限定されることとなりました。
戦後の日本の一般住宅で最も使用された木材は、海外からの輸入品です。
よって建築物としてのクオリティが低下したといわれています。
もちろん輸入品だからダメというわけではありません。
しかし
・常に高い品質ではない
・コストパフォーマンスはよくても、コストが低い分クオリティも少なからず下がってしまう
上記のようなことが発生します。
近年では、上記のようなことから
「古材」に対しての関心が多くなってきています。
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古材を使用するメリット・デメリット
ではそんな「古材」を使用するにあたって
メリットやデメリットはどんなものがあるのでしょうか。
メリット
強度が高い
古材は人為的に乾燥させるのではなく、経年により自然乾燥されている為、非常に高い強度を備えています。
水分を含んだままの木材を「生材」と言います。
現代の木材は、生材の状態から
強制的に高温で乾燥させるので
木材のツヤや調温効果が失われます。
一方で、古材の場合は自然なスピードでしっかりと乾燥された状態です。
その分強度も高く
建築物自体の強度も高まる
というメリットがあります。
経年による味わいが感じられる
RCやサイディングボードを張る場合は
デザインされたものを張りますよね。
しかし建築資材として使用する際の木材は
その風合いや色味、ツヤが
インテリアとしての一端を担うケースも！
古材の場合には、傷や割れなどが起こってしまっていたりするものもあります。
しかしそれが逆に歴史を感じさせ
加工品では出すことのできない
唯一無二の味わいを感じることができます。
環境にやさしい
古材をリサイクルするということは、その分新しい木材を使用しないということです。
木材は森林から伐採した
生材を加工したものなので
古材を積極的に使用することにより
結果として環境保護にもつながります。
人にやさしい
建築に使用する素材によっては
アスベストやホルムアルデヒドが含有されており、シックハウス症候群などの恐れがあります。
古材は天然素材です。
その為上記のような心配は不要です。
デメリット
一度に揃えることができない可能性がある
古材を利用して新築やリフォーム工事をする際
過去に建てられていた建築物と
同じ形で同じ大きさの建物を建てるでしょうか？
全く同じものを再現するのであれば問題はありませんが、実際は全く違う建築物が殆どですよね。
大きさは加工すればなんとかなりますが
古材の年代を揃えようとすると難しいかもしれません。
加工に手間がかかる
先程の項目でお話ししましたが、大きさを揃えるには加工の手間がかかります。
短くすることはできても
伸ばすことはできないので
いずれにしても加工の手間はかかってしまいます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は「古材の日」にちなんで「古材」について掘り下げてみました。
「古材」は買い取りもあっています。
DIYなどが増えてきた近年では
強度も高く環境にも優しい
古材の需要も高まっているんですね。
皆さんもDIYをするときには「古材」のことを思い出してくださいね♪
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