陶器瓦とは粘土を瓦状にして高温で焼き上げた屋根材のことです。
釉薬というものを塗ってから焼いています。
よって、非常に艶感がでて、美観性が高くなってます。
2.陶器瓦の種類
1.和型(J型)
和型とは、瓦屋根といえばの形の波打った形の瓦屋根材のことです。
古くからの日本小屋によくあうように作られている為、
JAPAN(日本)の頭文字の”J”を取って”J型”とも呼ばれているそうです。
重厚で高級感のある屋根材となっております。
2.平板型(F型)
平板型とは、和型を平らにした瓦屋根材のことです。
元々は、フランスから輸入された、フランス瓦を参考に作られたため、
フランス瓦やF型とも呼ばれているそうです。
和風のお家はもちろんのこと、洋風なお家にも合う屋根材なので、
幅広く利用されています。
3.スパニッシュ型(S型)
スパニッシュ型とは、
山と谷の部分が先細りの形状になっている瓦屋根材のことです。
元々は、スペインから輸入されたものになる為、
スペイン瓦やS型とも呼ばれているそうです。
3.メリット
・耐久性が非常に高く長持ち
冒頭にお伝えしたように、
釉薬(ゆうやく)というもの塗って焼くため、
表面がガラス質になる為、塗ってない瓦より、
耐久性が高くなっています。
・メンテナンスが基本的には不要
先程ご紹介したように、表面がガラス質でコーティングされている為、
長い年月瓦に雨などが浸透せず、美観性が保たれます。
メンテナンスを定期的にするのが億劫な方には
オススメの屋根材です。
・色が充実している
瓦に塗る釉薬によって色が変えられる為、
カラーバリエーションが豊富です。
お家に合った色を選ぶことができます。
4.デメリット
・建物によっては使えない
陶器瓦はかなりの重量になります。
よって、屋根の葺き替え工事の際に建物によっては使えない物件があります。
元々、金属屋根やスレート屋根を利用していた建物は、
陶器瓦の重量に耐えれる建物ではない可能性が高い為、
建物に負担がかかる為、耐震性が損なわれる可能性があります。
・コストが高い
他の屋根材に比べて、陶器瓦のお値段は高くなってます。
長期的にみるか、短期的にみるかで、
屋根材をご検討したほうがよいでしょう。