屋根塗装ができない屋根材
2025.03.03 (Mon) 更新
福岡市、糸島市の雨漏り
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いつもありがとうございます！！
福岡市・糸島市にお住いの皆さんこんにちは！
これから春にかけて屋根塗装や外壁塗装などの工事の適した時期がやってきますね。
そうすると訪問業者も春先に向けて増えてくる傾向があります。
屋根塗装には実は塗装ができない、適していない屋根材があります。
塗装してはいけない屋根材に塗装を施すと耐久性や機能性に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
屋根塗装できない屋根材について紹介するので悪徳業者によって誤ったリフォームを行われないようにしましょう！
塗装ができない屋根材
塗装できない屋根材には製造時期やメーカーによる問題。劣化しやすい素材である特徴があります。
・アスベスト含有の古いスレート屋根
2004年以前に製造されたスレート屋根にはアスベストが含まれている場合があります。
塗装工事での摩擦や破損によってアスベストが飛散するリスクがあるため塗装を行うことができません。
経年劣化が激しい場合も塗装の密着性が悪く、効果を得られないため塗装ではなく、カバー工法や葺き替えが推奨されています。
・ノンアスベストの劣化したスレート屋根
ノンアスベストスレートは劣化するとミルフィーユ状に剝がれやすく、塗装してもすぐに剥がれてしまうため塗装しても耐用年数が
短くなってしまいます。
・セメント瓦
表面に特殊なスラリー層と呼ばれるセメントと顔料の膜があり、塗装すると剥がれやすくなってしまいます。
そのため塗装する際にはこのスラリー層を除去しないと塗膜がしっかりと密着しません。
特別な対策が必要なため通常、塗装は不向きとされています。
・粘土瓦（和瓦・洋瓦）
瓦は焼成されているため、塗装が密着しません。また瓦はそもそも塗装の必要性がありません。
屋根材を交換するカバー工法や瓦を交換する葺き替えを行うのが一般的です。
・金属屋根の一部（トタン屋根・ガルバリウム鋼板・ステンレス屋根）
塗装はできるが注意が必要な屋根材です。
金属屋根は塗装がなじみにくく、素材によってはサビやすい特性もあります。
さらにサビている場合や傷んでいる場合は下地処理を適切に行わないと剥がれやすいです。
塗装できない屋根材の代表【石綿スレート】とは？
2004年以前に造られたスレート屋根には石綿＝アスベストが含まれおり、断熱性や防火性、耐久性のある石綿スレートが広く
復旧しました。
ですがこの石綿（アスベスト）が悪性中皮腫、肺の繊維化、肺がんなどの発がん性を引き起こす原因になると判断され使用が
禁止になりました。
それからアスベストを除いた屋根材が製造され、それが塗装できない屋根材としてあがっている「ノンアスベスト屋根材」です。
このノンアスベスト屋根材は耐久性が乏しく、不具合が生じやすいため生産はされなくなりました。
ノンアスベスト切り替え時期の商品
特に注意が必要なノンアスベストの商品は７つあります。
・パミール
・レサス
・シルバス
・コロニアルneo
・アーバニー
・ザルフグラッサ
・セキスイかわらU
これらの名前が出てきた際には注意してください。
塗装できない屋根材を塗装するとどうなるのか？？
塗装に向いてない屋根材に塗装をすると不具合が生じ、塗装が無意味になることが多いためおすすめはできません。
・塗料の密着性が悪く、すぐに剥がれてしまう
無理に塗装を行っても短期間で剥がれてしまい、かえって美観を損ねてしまったり追加で費用がかかる場合もあります。
・屋根材との相性が悪く、変色や変形を起こす可能性がある
屋根材によっては塗料の影響を受けやすいものもあります。
屋根材と塗料の相性を見極めるのも重要です。
・塗装によってアスベストが飛散する危険がある
アスベスト含有屋根材の塗装は法律で禁止されています。
まずはアスベスト含有の屋根材か調べてもらうといいでしょう。
・塗装する前よりも劣化する可能性がある
特にノンアスベストの製造初期のものは強度が低く、人の重みで割れが発生する可能性もあります。
塗装する前よりも劣化が進んでしまうケースもあるのです。
塗装できない屋根の調べ方
業者に確認してもらう以外にも自分でどういった屋根材を使用しているのか調べる方法があります。
それは建築時の図面に使用している屋根材が記されている場合があります。
もし図面がない場合や屋根材の種類が記載されていない場合には家を建ててもらったハウスメーカーでも確認してもらえるでしょう。
塗装できない屋根材のメンテナンス方法とは？？
屋根の工事には屋根塗装の他にカバー工法、葺き替え工事があります。
この屋根塗装以外の２つの工事を行うといいでしょう。
まずは高圧洗浄で汚れを落とし、劣化症状を確認。確認した上で劣化が部分補修で済むのであれば部分補修を行い、
劣化が進行している場合には屋根材の交換を検討しましょう。
塗装できない屋根材のメンテナンス方法は屋根材の種類と劣化の進行具合によって異なります。
業者にみてもらい適切なメンテナンス方法を行うことが大切です。
こんな劣化症状には注意
屋根材の種類で塗装できない場合があることをお話しましたが、屋根材以外でも塗装できない場合があります。
それは「塗装しても強度が保てないほど屋根の経年劣化が進んでいる場合」です。
具体的に強度が保てない劣化症状とは、
・ひび割れ、欠損が多数ある
少しのひび割れであれば部分補修で塗装することもできますが、ひび割れが全体にある場合には屋根材自体が弱っている可能性がある
ため塗装ではなく他の工事をおすすめします。
・前回の塗装の塗膜がひどく剥がれている
前回の塗膜が剥がれていることを塗膜剥離といいます。
塗膜が剥がれたり膨れたりしている場合には、塗装前の高圧洗浄で丁寧に洗浄したり削り落としたりして綺麗にする必要があります。
剥がれが発生している場合、下地が傷んでいる可能性も高く塗装が難しいケースが多いです。
・下地が傷んでいる
屋根材の下にある下地や防水シートが傷んでいる場合には下地や防水シートの交換も必要です。
雨漏りが発生している場合はこの２つも傷んでいるため、塗装では対処できません。
塗装できない場合の対処法
カバー工法
カバー工法は重ね葺き工法とも呼ばれており、名前の通りもともとある屋根材の上にまた新しい屋根材を重ねる工事
のことを言います。
葺き替え工事よりもコスパが良いため人気です。
葺き替え
雨漏り、下地が傷んでいる場合はカバー工法では対処できないため葺き替え工事が必要です。
下地や防水シートを交換するには屋根材を撤去する必要があります。
そのため葺き替え工事で対処する必要があります。
誤った塗装はトラブルに繋がる
業者の知識不足によっては塗装できない屋根材に塗装や塗装をおすすめしない屋根材に塗装をしてしまう可能性があります。
結果的にすぐに塗装の剥がれや屋根材の割れなどのトラブルにつながる恐れもあります。
屋根の工事の中でも屋根塗装が一番コストが低いためそちらでお願いできるのであれば、お願いしたいと思う方もいるでしょう。
ですが結果的に無駄な工事となってしまうでしょう。
信頼できる業者選びはとても重要です。
まとめ
屋根塗装のできない屋根材と劣化症状についてまとめました。
屋根塗装はメンテナンスを行うための工事のため、
事前にしっかりと屋根材の種類や劣化について確認を行いましょう。
工事の種類を選ぶ際には家にあった工事方法を選んでみてください。
福岡市・糸島市の雨漏り・屋根リフォーム・屋根工事のことなら屋根専門店のユールーフへご連絡お待ちしております。
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